2010年院内学術研修会
平成22年12月11日(土)にホテル談露館にて第24回院内学術研修会を開催しました。
院内の各委員会からの報告が3題、各部署より1年間の研究報告が12題発表されました。
第24回院内学術研修会
躍進
〈新しい事への挑戦〉
総務室からの報告
- 5年間の医業推移の報告; 秋山 貴広
各委員会からの報告
- 当院におけるoutbreak対策の実際; 感染症予防対策委員会 土谷ゆき江 藤原美由起
- 四点支持器による褥瘡対策; 褥瘡予防対策委員会 清水純子 堀内美穂
- 脊椎手術患者に対する術前中止薬の徹底; 医療安全委員会 菊池薫 奥山えりこ 輿石由美
演題発表
Ⅰ-1 乳幼児の危険回避および託児所における危機管理(第2報);
託児所 野田純子
Ⅰ-2 患者接遇の現状評価 ~患者満足度向上に向けて~;
医事課 手塚理恵
Ⅰ-3 Ope前検査において発見された尿路上皮癌;
検査室 西野波江
Ⅰ-4 整形外科医との椎体マーキング位置当て勝負をとおしてのOpe室での“FISH”の採り入れ;
放射線部 松土直人
Ⅰ-5 片側TKA施行後のFTA・関節可動域・下肢長の変化が立位重心動揺に及ぼす影響;
理学療法室 三宅洋平
Ⅰ-6 超高齢者(80歳以上)腰椎変性疾患に対する脊椎手術の治療成績と問題点;
整形外科 村添與則病棟医長
Ⅱ-1 管理栄養士の配置に伴う変化と課題;
栄養課 佐野美沙希
Ⅱ-2 腎機能低下患者(軽度~中度)におけるアセトアミノフェン投与の影響;
薬局 依田英樹
Ⅱ-3 マルチスライスCT(16列)の使用経験;
放射線部 小林隆基
Ⅱ-4 TKAに対する術前抗血小板薬内服継続による影響と看護上の留意点;
看護部 志渡澤春美
Ⅱ-5 スリングエクササイズセラピーを導入が代償動作の抑制に効果的であった腰椎術後一症例;
理学療法室 相原正博
Ⅱ-6 胸椎黄色靭帯骨化症に対する椎弓切除術の治療成績の検討;
整形外科 森下恭資外来医長
委員会報告の座長を雨宮範幸手術部長が行いました。
朝日盛也病棟医長は学術研修会大会長と第Ⅰ部の座長を務めて頂きました。
会場の設営から当日の進行、運営まで従事していただきました。
第Ⅱ部の座長を木下哲也診療部長が行いました。
1年間を通じて行ってきた研究の成果を発表するため、発表者も自然と力が入り熱い討論が行われました。
(土谷ゆき江病棟看護主任の演題発表)
会場からも各演題に対して質問や意見交換が行われました。
質疑応答の時間を長めに設定したにも関わらず、時間が足りなくなるほど熱心な意見交換が行われました。
(依田英樹薬局長からの質疑応答)
参加人数は職員だけで100名を超え、自分の所属部署の演題だけでなく、全ての演題に対しも興味深く熱心に聞いていました。
池上仁志院長より各演題への評価、各部署に対しての講評をいただきました。総講評では「昨年の研修会は非常にレベルが高く、このハードルを今年、越えていくのは難しいだろうと考えていました。しかし今年の各部署の研究の内容、発表方法は、間違いなく昨年よりもさらに充実し、レベルアップしていました。発表チームの努力に敬意を表します。来年も今年を越えていきましょう。きっとできます」と、締めくくっていただきました。
院長を始め12名の評価者が厳正なる審査、評定を行った結果、第24回学術研修会学術奨励賞は薬局の依田英樹薬局長の演題が受賞しました。・
学術奨励賞
「腎機能低下患者(軽度~中度)におけるアセトアミノフェン投与の影響」
依田英樹
優秀賞
「当院におけるoutbreak対策の実際」
土谷ゆき江 藤原美由起
敢闘賞
「患者接遇の現状評価 ~患者満足度向上に向けて~」
手塚理恵
特別賞
「管理栄養士の配置に伴う変化と課題」
佐野美沙希
「整形外科医との椎体マーキング位置当て勝負をとおしてのOpe室での“FISH”の採り入れ」
松土直人
(左より松土直人診療放射線技師、土谷ゆき江病棟看護主任、依田英樹薬局長、藤原美由起看護師、医事課手塚理恵、佐野美沙希管理栄養士)